こんにちは!しらたま(@megaminocosme)です。今回はウォータープルーフ&新基準「UV耐水性」の日焼け止めの選び方や、おすすめ商品をご紹介していきます。
海など水辺のレジャー時や、紫外線が強い日に活躍するウォータープルーフ(&「UV耐水性」)の日焼け止め。
しかし、沢山の種類があり、どれが良いか迷ってしまいますよね。しかも、何だか強そうなイメージがあるので、敏感肌さんはチョイスに悩んでしまいがち。

そこでこの記事では、化粧品成分スペシャリスト&化粧品検定1級の資格を持つ筆者が、ウォータープルーフ(&「UV耐水性」)の日焼け止めについて徹底解説!
あなたに合った日焼け止めの選び方や、おすすめのアイテムもたっぷりご紹介していきます。
さらに後半では、しっかりめの日焼け止めの落とし方と、日焼け止めの正しい塗り方も伝授。

「敏感肌にも使えるウォータープルーフの日焼け止めってどれ?」「ウォータープルーフの日焼け止めって石鹸で落ちるの?」「UV耐水性の日焼け止めが良い!」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください!
ウォータープルーフと新基準「UV耐水性」について
ウォータープルーフの基準は「あいまい」

ウォータープルーフとはずばり、耐水性があり、汗・水・涙に強くて落ちにくい機能を指します。
ただし、
- 汗、水、涙によって「絶対に落ちない」という意味ではない
- 皮脂や擦れによる落ちにくさを示すものではない
- 試験法や表記のルールは統一されてない
という点に注意しましょう。
ウォータープルーフ表記にはメーカーの独自基準です。だからこそ、全体に落ちにくい/落ちないといったものではないのです。

しかし、試験方法をパッケージや公式サイトに記載している商品もあります。例えば、「80分間にわたる水浴テストで確認済み」などがメジャーではないでしょうか。
「UV耐水性」という統一基準について
また、2022年12月から、新しく「UV耐水性」という統一基準がスタートしました。
日焼止めの「ウォータープルーフ」表記はメーカーごとの独自基準ですが、こちらは「日本化粧品工業連合会」による公平な基準となっています。
UV耐水性とは、SPF(UV-Bの防御効果)の耐水性を2段階で示すもの。日焼け止めを塗布して水浴を行い、前後でSPF値が保持されるかの試験です。
- UV耐水性の概要
- ・水浴40分でSPFが50%以上保持されれば「UV耐性★」
・水浴80分でSPFが50%以上保持されれば「UV耐性★★」
・メイクの落ちにくさを示すものではない

UV-Bとは日焼けで肌が赤くなったりヒリヒリする原因。SPFはこのUV-Bによる日焼けを起こすまでの時間を、何倍に伸ばせるかの目安です。
2年の移行期間中は、独自基準のウォータープルーフのみ表記もOKです。
しかし、2024年12月からは、ウォータープルーフの表記をするためにはUV耐水性の表記(試験)が必要になります。
ウォータープルーフ&「UV耐水性」のおすすめ日焼け止めを一挙紹介!


それでは次に、そんなウォータープルーフ&「UV耐水性」のおすすめ日焼け止めを紹介します。
ジェルタイプのおすすめ日焼け止め5選
まずは、きしむ感じが嫌な人でも塗りやすい傾向にある、ジェルタイプの日焼け止めから。
- ウォーターベースが好き
- さっぱり感、みずみずしさ重視
- 乾燥もべたつきも気にならないものが良い
という方は、ジェルタイプの中から選ぶと良いですよ。
ナルク パーフェクトウォータープルーフ日焼け止めジェル

Amazonより引用
価格:税込2,729円(60g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- 石鹸や洗顔料でも落としやすい
ナルク パーフェクトウォータープルーフ日焼け止めジェルは、三相乳化法という特許製法を採用し、汗や水に強い設計になっています。
お子様も使える仕様(※1)になっており、化粧品には珍しい界面活性剤フリーのアイテムです。
※1 2歳以上。使用前はパッチテスト推奨。

アリィー クロノビューティ ジェルUV EX

Amazonより引用
価格:税込2,178円(90g)/税込1,155円(40g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- UV耐水性★★
- 擦れにも強い
アリィー クロノビューティ ジェルUV EXは、崩れにくさにこだわりたい方におすすめ。
ウォータープルーフだけでなく、フリクションプルーフも搭載し、衣服やマスク等による擦れにも強い処方です。

基本的に石鹸やボディーソープでも落ちやすいですが、丁寧にオフするのがポイント。
落ちが悪いと感じたら2度洗いすると良いです。

ベルディオ(VERDIO)UVモイスチャージェルN

Amazonより引用
価格:税込990円(80g)/1,760円(220g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- UV耐水性★
- 石鹸や洗顔料で落としやすい
ベルディ UVモイスチャージェルNは、みずみずしいうるおい感が続く日焼け止め。
保湿成分としてオイル成分や韓国コスメでも人気のCICA成分(※2)も配合。
低刺激性で1歳のお子様からお使いいただけます。
※2 ツボクサエキス

ニベア UV ディープ プロテクト&ケア ジェル

Amazonより引用
価格:税込968円(80g)
- SPF50+、PA++++
- 乾燥による小ジワを目立たなくする(効能評価試験済み)
- UV耐水性★★
- クリアフローラルの香り
ニベア UV ディープ プロテクト&ケア ジェルは、汗・水に強い3次元UVフィルムを採用したスーパーウォータープルーフの日焼け止め。
同シーズのエッセンスタイプもありますが、ジェルタイプはより軽くさっぱり使えます。
メイクをしていない場合は、落とす際にクレンジングは不要です。石鹸で丁寧にオフしましょう。

スキンアクア スーパーモイスチャージェル

Amazonより引用
価格:税込1,155円(110g)/税込1,375円(140g)
- SPF50+、PA++++
- UV耐水性★★
- 無香料
スキンアクア スーパーモイスチャージェルは、コスパ良くたっぷり使いやすい日焼け止めジェル。
スーパーウォータープルーフですが、石鹸で落とせます。
かなりさっぱりして被膜感がないので、日焼け止め嫌いさんにもおすすめです。

衣服に色移りもしにくい点も使いやすいポイント。
エタノール配合でややさっぱり感はあるものの、比較的乾燥も感じにくかったです。

ミルクタイプ(ローション)のおすすめ日焼け止め5選
続いてミルク(ローション)タイプの日焼け止めをご紹介していきます。
- 皮脂やテカリが出やすい
- サラサラの使用感が好き
- 密着感は欲しいけど水っぽいのが良い
といった方におすすめです。

こちらでは、サラサラのリキッド系をピックアップ。
しっとりとした乳液系をお探しの方は、後述の「クリーム編」の方が参考になるかと思います。
アリィー クロノビューティ ミルクUV EX

Amazonより引用
価格:税込2,310円(60mL)
- SPF50+、PA++++
- 擦れにも強い
- UV耐水性★
- 無香料
アリィーのミルクタイプは同シリーズのジェル同様、崩れにくさ重視の方におすすめ。
ジェルよりもさらに密着感がありますが、きしみ感は出にくく使いやすいです。
ただし、やや落ちにくいため、洗浄時はクレンジングの使用が推奨されています。

NOV UVローションEX

Amazonより引用
価格:税込2,200円(35mL)
- SPF32、PA+++
- ノンケミカル
- 無香料
ノブ UV ローションEXは、日常使いしやすい日焼け止め。
ノンケミカルでサラッとしていますが、白浮きやきしみ感が気になりません。
丁寧に洗えば、石鹸で落とすことが可能です。

FANCL サンガード50+ プロテクトUV

Amazonより引用
価格:税込2,750円(60mL)
- SPF50+、PA++++
- ノンケミカル
- UV耐水性★★
- 無香料
ファンケル サンガード50+ プロテクトUVは、乾燥対策もできる日焼け止めミルク。
サラッとした付け心地ですが、保湿成分を多数配合しています。

できればクレンジング料を使った方が素早く落とせますが、丁寧に洗えば石鹸などでも落とすことが可能です。

ビオレ UV アクアリッチ アクアプロテクトローション

Amazonより引用
価格:税込963円(70mL)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- 石鹸で落としやすい
ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローションは、スーッと伸びて、ジェルパックをしたようなみずみずしい密着感。
サラサラしすぎないので、乾燥が気になる方も使いやすい日焼け止めです。
パッケージに「UV耐水性」表記はないものの、80分間の耐水試験で「スーパーウォータープルーフ」確認済み。

ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフ

Amazonより引用
価格:税込690円(18g)、税込み1,320円(50g)
- SPF50、PA++++
- UV耐性★★
- 無香料
ピジョン UVベビーミルク ウォータープルーフは、0歳児から使える日焼け止め。
ベビーソープでも落としやすい仕様になっており、お子様や敏感肌さんにも人気のシリーズです。

クリームタイプのおすすめ日焼け止め5選

続いてしっとり系(クリーム、エッセンス、乳液)の日焼け止めをご紹介します。
こちらは、
- 密着感のある日焼け止めが良い
- 保湿感も欲しい
- でも重たいのは嫌
とういう方におすすめです。
コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション ベリーウォーターレジスタント

Amazonより引用
価格:税込3,300円(35g)、税込4,620円(60g)
- SPF50+、PA++++
- 香料配合
- 擦れにも強い
サンシェルター マルチ プロテクション ベリーウォーターレジスタントは、みずみずしい使い心地と高い紫外線防止機能を両立。
手に出した感じはエッセンスクリームですが、ジェルにも近い軽やかさで肌に均一に伸びていきます。

ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトエッセンス

Amazonより引用
価格:税込1,320円~(70g)
- SPF50+、PA++++
- ホワイトフローラルの香り
- 擦れにも強い
ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンスは、なめらかな使い心地の日焼け止め。軽く適度なしっとり感・密着感があります。
タフブーストTech採用で、40℃・湿度75%の過酷な環境にも耐えるUVです。
水・汗・擦れに強いですが、石鹸でも落としやすい仕様です。

スキンアクア ネクスタ シールドセラムUVエッセンス

Amazonより引用
価格:税込1,760円(70g)
- SPF50+、PA++++
- クラシックフラワーの香り
- 大人の肌悩みに着目した美容液成分(※3)配合
スキンアクア ネクスタ シールドセラムUVエッセンスは、持続型セラムパック処方を搭載し、美容液成分(※3)をお肌に届ける日焼け止め。
適度な密着感と、光を拡散しツヤ肌に見せる効果もあります。
※3 アーティチョークエキス、δ-トコフェロール、メマツヨイグサエキス、セイヨウナシエキス(すべて保湿成分として)

アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトフィット

Amazonより引用
価格:税込3,300円(40g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- 石鹸で落としやすい
アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトフィットは、色素が直接肌に触れないパーフェクトヴェール技術を採用。
敏感肌さんでも使いやすい日焼け止めです。
ノンケミカルで、軽いトーンアップ効果(※6)もあります。
※6 メイクアップ効果による

個人的に、同ブランドの顔用よりも落としやすい&乾燥が気にならないと感じました。

KISS ME(キスミー)マミー UVアクアミルク

Amazonより引用
価格:税込990円(50g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- 石鹸で落としやすい
マミー UVアクアミルクは、乳液のような軽いしっとり感&伸びの良いテクスチャー。
ベタつきがなく、落としやすいのでお子様にも塗りやすいです。
また、ノンケミカルではありませんが低刺激性で敏感肌用としても人気です。

ミスト(スプレー)のおすすめ日焼け止め3選

続いて、ミスト(スプレー)タイプのウォータープルーフ日焼け止めを紹介します。
- 手軽に塗り直したい
- 外出中サクッとUV対策がしたい
という方におすすめです。
ラロッシュポゼ アンテリオス UVプロテクションミスト

Amazonより引用
価格:税込2,750円(50g)
- SPF50、PA++++
- ホワイトフローラルの香り
- 石鹸で落としやすい
ラ ロッシュ ポゼ アンテリオス UVプロテクションミストは、直接顔にスプレーできる日焼け止め。
もちろん、メイクの上から&体にも使えます。
ロングUVA防御テクノロジー採用で紫外線をしっかりブロック。

ビオレ UV アクアリッチ アクアプロテクトミスト(瞬間ミストUV)

Amazonより引用
価格:税込1,073円(60g)
- SPF50、PA++++
- 香料配合
- 石鹸で落としやすい
ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミストは、ノンガスミストタイプ。
持ち運びしやすく、付け替え用もあってとても便利です。
噴射後は、お肌にピタッと密着する感覚や保湿感があります。

パウダリーな使用感が苦手な方にもおすすめです。

サンカット プロテクトUV スプレー

Amazonより引用
価格:税込698円(60g)、税込880円(90g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- 石鹸で落としやすい
サンカット プロテクトUVスプレーは、サラサラな使用感のUVスプレー。
レジャーやスポーツで汗をかく日も心地よく使えます。

髪や背中にもOKです。
お手頃価格でお求めやすいものをお探しの方にピッタリ。

顔用(色補整・毛穴カバー)おすすめ日焼け止め3選

最後に、顔用のウォータープルーフの日焼け止めをご紹介します。
- 軽いメイクアップ効果で肌をキレイに見せたい
- メイク崩れを抑えてくれるものが良い
- 化粧下地効果や密着感を重視したい
という方におすすめです。
アネッサ(ANESSA)デイセラム

Amazonより引用
価格:税込3,168円(30mL)
- SPF50+、PA++++
- トーンアップ効果あり(パール配合)
- 無香料
ANESSA(アネッサ)デイセラムは、太陽の光を美容効果のある光に変換する技術を搭載した日焼け止め。
2022年に発売され、革新的な日焼け止めとして話題になりました。

擦れ耐性もあり、繊細なパールが入っていてお肌に光が宿ります。
ツヤツヤなお肌に見せたい方におすすめです。

紫外線予報 ノンケミカル薬用 美白UVクリーム【医薬部外品】

Amazonより引用
価格:税込2,530円(40g)
- SPF50+、PA++++
- 無香料
- ノンケミカル
紫外線予報 ノンケミカル薬用 美白UVクリームは、2つの有効成分(※4)を配合。
美白(※5)と肌荒れ予防もできる日焼け止めです。
皮脂テカリを抑えることもでき、メイク崩れもしっかりと防ぎます。
※4 L-アスコルビン酸 2-グルコシド、グリチルリチン酸ジカリウム
※5 紫外線によるメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防する

プリマヴィスタ スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止

Amazonより引用
価格:税込3,080円(25mL)
- SPF50、PA++++
- 無香料
- UV耐水性★
- マスクをしていても崩れにくい
プリマヴィスタ スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止は、崩れにくさとメイクアップ効果を重視したい方におすすめ。
さらっとしていてかなり軽い付け心地。
薄付きでもお肌をトーンアップ(※6)し、肌悩みをカバーします。

肌が乾燥しやすい方はしっかり保湿したり、部分的に使用するのがおすすめ。
※6 メイクアップ効果による

日焼け止めの正しい落とし方&塗り方!


全体の最後に、日焼け止めの正しい落とし方&塗り方についてご紹介して参ります。
正しい日焼け止めの落とし方

ウォータープルーフ/UV耐水性ある日焼け止めを落とす際は、何より丁寧に洗うことが大切です。
特に石鹸・洗顔料・ボディソープで日焼け止めを落とす場合は、いつもより多めに洗浄料を取り、丁寧に洗いましょう。

ただし、「石鹸・洗顔料で落とせる」という表記があっても、お手持ちの洗浄料では落とせないこともあります。
あくまでも目安として考え、落ちにくいと感じた場合は2度洗いやクレンジングの使用も検討しましょう。
正しい日焼け止めの塗り方

せっかくウォータープルーフの日焼け止めを使うなら、塗り方も意識してしっかりと紫外線を防ぎましょう。
ということで、日焼け止めの塗り方について解説していきます。
(不快にならない範囲で)多めに塗ることが大事
日焼け止めの使用量については、可能な限りたっぷりと使うのがベスト。
そして、ムラなく塗っていくことが大事です。
- 顔:皮膚を擦らず、指先でポンポン馴染ませるように塗る
- からだ:クルクル円を描くように塗る。塗布部位に直接日焼け止めを出してOK
日焼け止めは、使用量が少なすぎると十分な効果が発揮されません。
かといって、あまり多く塗り過ぎても不快感が出たり、化粧崩れの原因になったりします。

自分が心地よく使えるなと感じる範囲で、しっかりと塗ることを意識しましょう。
こまめな塗り直しが難しい場合、日傘や帽子なども活用する

Amazonより引用
ウォータープルーフでUVカット指数が高い日焼け止めを使っていても、できるだけ2~3時間置きには塗り直しを行った方が良いです。
また、ミルクやジェルを縫って出かけた際、塗り直しはスプレータイプでもOK。
塗り直せなくても、最初から全く塗らないよりは良いですが、しっかりと紫外線対策を行うなら塗り直しはできるだけ行いましょう。

もし、塗り直しが難しい場合、日傘や帽子なども活用するとGOOD。
日傘だと広範囲に紫外線をブロックできますが、レジャー時は両手が空く帽子や手袋が便利です。

ということで、今回はウォータープルーフ/UV耐水性の日焼け止めについて詳しく解説していきました。
暑い時期に大活躍するウォータープルーフの日焼け止め。
しっかりと塗るためにもお気に入りの使用感や、お肌、ライフスタイルに合うものを見つけてみてくださいね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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